| エポック社 テーブルダービー |
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| ● 極めつけの珍品 |
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| 珍品である。入手したのは最近だが、子どものころ |
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| 遊んだ記憶どころか、見たことも聞いたこともない。 |
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| 28cm×10cmと小さいが、当時のゲームとしては |
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| 極めて画期的であろう、電池を使用して馬を動かす |
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| ゲームである。昭和30年代後半に作られたものか? |
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| ● モーターで何を? |
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| 単2電池を2本使用する。写真中央の銀色レバーを |
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| 左にずらすと、右にあるモーターが猛烈な唸りを上げる。 |
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| そのモーターが何を回すのかというと……。 |
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| ● なんだコレ? |
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| 本機の裏面である。右にあるモーターが回すのは |
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| 写真中央の棒?である。その形状は説明しにくいが、 |
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| ラーメンについてくる 「ナルト」 が輪切りにされる前の |
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| 状態とでもいえばおわかり願えるであろうか、要は |
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| 山型の突起がいくつもついた棒である。これが高速 |
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| 回転して6個ある銀球を弾く。弾かれた銀球たちは |
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| 地下で四方八方に飛び散り、馬人形の突起に衝突 |
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| してはこれを押し進めるという具合だ。 |
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| 当時としてはよく考えたといいたいところだが、 |
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| モーターの回転音が凄まじく、その割に馬の動きが |
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| 小刻みなので、続けて遊ぶにはツラいものがある。 |
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| ● チャレンジスピリッツやよし |
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| ちゃんと馬券もついていて確かに楽しめるが、 |
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| これを子ども向け、あるいは家庭用ゲームとして |
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| 売り出したのだとすれば、ちょっと疑問である。 |
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| 当時、競馬が今ほど健全な大衆娯楽としての |
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| 地位を確立していたとは考えにくく、その辺が、 |
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| 私の知る限り、このゲームがヒットしなかった |
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| 要因のひとつではあるまいか。 |
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| しかしながら、それでもエポック社ならではの |
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| チャレンジ・スピリットは大いに賞賛されるべき |
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| ものであろう。 |
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| ● 差せ、差せーっ! |
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| と、こんな感じで微笑ましいレースが展開される。 |